エッセンス Set W10 Part 7(12月15日〜20日)フォローアップ その1

 エッセンスの皆さん、いよいよ年末ですね。僕の2007年のNew Year's Resolutionは「今年こそは翌年の素敵なNew Year's Resolutionを考える」というものでした。気がついたら、あと半月です……。
 さて、今回のPart 7の教材から、授業では時間を裂けなかったけれども大切なポイントをチェックしていきましょう。

法律・規則・慣習などに「従う」という意味の動詞表現

 今回の授業では、complyという動詞を紹介させていただきました。これは、法律や規則、慣習などに「従う」という意味を持っています。実は、英語にはこれと同じような意味を持つ動詞がたくさんあるんです。ここでは、そのうち自動詞として用いられるものについて見ていきましょう。
 自動詞の直後に目的語となる名詞を続けることはできません。後ろに名詞を置くためには、「名詞の(コトバ)」つまり前置詞が必要です。

自動詞 + 前置詞 + 名詞

 以下の4つの自動詞はとても似た意味を持っていますが、ぜひ、前置詞との組み合わせをしっかりと押さえてください。

「Aに従う」「Aを守る」


comply with A
stick to A
abide by A
adhere to A


 いかがですか? これらの表現については、一応理屈も考えることはできるんですが、最終的には覚えてしまう必要があります。こういう「暗記モノ」をやる時には、一度に時間をかけすぎないことが重要です。どうせ忘れるからです。忘れていいんです。忘れて思い出して忘れてまた思い出してというサイクルを反復することによって記憶は定着していきます。だから、忘れるのは*1良い兆候です。このサイクルが動いている証拠だからです。
 ぜひ、一度にかける時間を可能な限り最小化し、逆に頻度を最大化することを心がけてください。
 では、練習問題をやっておきましょう。上の囲み情報を見ないで、次の英文に適切な前置詞を記入していってください。








All employees are required to abide (   ) these new rules.
Doctors should stick (   ) the guidelines.
The U.S. government claimed that Saddam Hussein had not complied fully (   ) UN resolution 1411.
Your license will be taken away if you do not adhere (   ) the regulation.


 では上の囲みを見て、答え合わせをしてください。




*1:より正確には「ああ、忘れてしまった!」と自覚すること。